指圧の特色は、経絡上に点在する経穴、所謂つぼを診断・治療点とするとともに、「指圧」の名が生まれた当時、慰安に流れがちの按摩が避けていた【腹部への施術】にも力を注いだことにあります。
経絡・経穴の持つ特性を生かし、こりの場所から苦痛の原因を判断し、これに持続的な圧を加えて解きほぐし、治療効果を発揮するのです。
トップページ | 指圧治療とは
指圧は意外に新しいものです。技術としては、やはり古法按摩の一部「按腹(あんぷく)」の流れを汲むものです。が、「指圧」の呼称は明治末から大正・昭和にかけて活躍した玉井天碧(たまいてんぺき)から始まりました。
「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」の名台詞で有名な浪越徳次郎(なみこしとくじろう)は、その実力・タレント性を大いに揮るい「指圧」の名を世に広めた中興の祖といえるでしょう。
指圧の特色は、経絡上に点在する経穴、所謂つぼを診断・治療点とするとともに、「指圧」の名が生まれた当時、慰安に流れがちの按摩が避けていた【腹部への施術】にも力を注いだことにあります。
経絡・経穴の持つ特性を生かし、こりの場所から苦痛の原因を判断し、これに持続的な圧を加えて解きほぐし、治療効果を発揮するのです。
悲鳴を上げる患者さんを押さえつけて施術を続ける治療師の姿が、テレビ等でよく取り上げられます。が、殆どの場合、そんな不愉快な思いをしなくても、治療の効果は充分に上げられます。
こりを押圧する際の痛みは、心地よく耐えられる程度でよいのです。顔を真っ赤にして、歯を食いしばって、手足を踏ん張って痛みに耐えなければ効果が得られない、などということは、決してありません。それでは却って疲労が増してしまいますし、治療そのものがストレスになりかねません。
これは、按摩も指圧も同じです。刺激がきつすぎると感じたら、その旨お伝えください。程よい強さに加減します。物足りなければ、ご希望に叶う強さに調整いたします。
もちろん症状によっては、稀に痛みを堪えていただきながら施術しなければならないことがあります。拘縮してしまった筋肉の緊張緩和や、捻挫など炎症の後遺症で組織に残った癒着を解かなければいけない場合等は、施術に痛みを伴うことがあります。
そのような時半蔵門和療院では、お客様によく事情を御説明し、納得していただいた後に施術を
行います。
指圧と按摩は、実際には1つの治療項目として、症状により使い分けながら施術を行います。