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脈診をはじめ伝統的な診断手法(望聞問切)に基づき、全身を巡っている経絡の変動をとらえ、それぞれの経絡上で役割を定められた重要な経穴(要穴)を用いてこれを整えます(本治法)。こうして経絡の流れを整え、身体本来の力を補い偏りを正しつつ、症状に応じた鍼や灸を施術します(標治法)。
経絡治療では、この本治法と標治法の両輪で治療を進めます。長い歴史の中で培われ伝えられてきた古典にのっとった経絡治療は、鍼灸医学の神髄と言えます。
人体を気の多重構造として捉え、そのひずみ・偏りがあらゆる病気をもたらすという考えの下、腹診によって気の異常(積・聚)を捉え治療方針を決定します。
鍼施術は鍼先を皮膚に触れさせるだけで進みます。必要に応じて灸も用いながら、身体の表面から奥へと順に緊張をとり精気を補ってゆきます。腹部の積や聚が姿を消し、患部に鍼を刺入することなく症状が変化してゆきます。
医師である山元敏勝先生(在宮崎県)が考案されたこの鍼治療法は、40年以上に渡って独自に研究された診断点の反応をもとに、頭皮の反射区に鍼を打ちます。全身の疾患に対応しており、脳梗塞・脳出血・麻痺等の中枢性疾患・腰痛・肩こり・膝の痛み・しびれ・めまい・耳鳴り・花粉症の諸症状など、様々な疾患に非常に有効です。海外での評価が高く、ドイツ・ブラジル等で多くの医師が実践しています。
動作時に起こる痛み等の症状を、経絡(Meridian)上の重要な経穴(要穴)を用いて改善する治療法です。治療に用いる経穴は主に手足にあり、症状を誘発する動作と経絡・経穴の特性(五行の相生関係)を利用して選択します。治療に使用するのはテープで貼る鍼(または微細な突起物)です。
鍼と言っても極めて微細(1.2mm以下)で樹脂製の円盤に固定されているので、使用時も痛みを伴わず、円形のテープごと剥がすと簡単に取り除けます。